退職後の空白と向き合う。50歳から始める“本当にやりたいこと”探し

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退職して1か月が経った今

フルタイムで長年働き続けた日々が終わり、ようやく自由な時間が手に入りました。

でも、実際にその「自由」と向き合ってみると、思っていたよりも複雑な感情が湧き上がってきます。
本当にやりたいことなんて、そう簡単には見つからない。だから今は、今日という日を大切に生きることしかできない。そんな毎日です。


自由という贅沢と、どこかにある空虚感

働いていた頃は、いつも時間に追われていました。
任され、頼られ、必要とされていた。そんな忙しさの中に、自分の存在意義を感じていたのかもしれません。

だからこそ、今のように誰にも急かされず、自分のペースで時間を使えるというのは、最高の贅沢である反面、どこかでぽっかりとした寂しさや虚しさも感じてしまうのです。


家族のための日常は続いていく

子どもたちはまだ独り立ちはしていないため、朝はお弁当作りから始まり、気づけばもう夕飯の支度。
気がつけば一日があっという間に過ぎていき、「今日はこれをした!」と胸を張れるようなことも少ない。

けれど、それでも日々は確実に流れていて、私はその中にちゃんと生きている。
そう思えるようになるまでには、少し時間がかかりました。


自分の「好き」や「やりたい」が分からない

今、ふと立ち止まって思うのは――
「私は、本当は何が好きだったのだろう?」
「何をしたいと思っていたんだろう?」

多分、これまでずっと家族や仕事を優先して、自分のことは後回しにしてきたから。
「自分のやりたいことを考える」という感覚そのものが、少し鈍くなっているように感じます。


小さな「やりたい」を見つけてみる

だから今は、あえて自分に問いかけてみようと思います。
「本当にやりたいことって何?」
その答えは、まだはっきりとは見えません。

でも、やりたいと思ったことを、小さくてもひとつずつやってみよう。
それを3カ月くらい続けてみたら、きっと何かが見えてくる気がするのです。


50歳から、自分らしく生き直す

50歳を過ぎてから「自分らしく生きる」って、思っていたよりずっと難しい。
でも、「もう遅い」とは思いたくない。

今からでもきっと、自分の好きなことや、夢中になれるものは見つけられる。
それを信じて、私はまた今日も、小さな一歩を踏み出します。


このブログも、その一歩のひとつ。
「書くこと」を通して、私自身を見つめ直していけたらと思っています。