フルタイムを辞めて気づいた、静かな朝の幸せ

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2025年3月末で、大学からずっと働き続けてきましたが、50歳のタイミングでフルタイムを辞めました。

それからもうすぐ2カ月、心が満たされる「自分らしい時間」の大切さに気付きました。

ずっと、朝は慌ただしいものだと思っていました。

7時には家を出て、バタバタと朝ごはんを済ませ、子どもの準備、自分の支度…。時計とにらめっこしながら、まるで戦場のような毎日。

でも、フルタイムの仕事を辞め、育児休暇を経て、今ようやく人生で初めて「静かな朝」を迎えることができています。

それは、何か特別なことをしているわけではありません。ただ、自分の好きな朝ごはんを、自分のペースで作って、一人でゆっくり食べる。ただそれだけのこと。

でもこの何気ない時間が、今の私にとって何よりも贅沢で、心を満たしてくれる癒しのひとときなのです。

収入が減っても、心が満たされている理由

もちろん、フルタイムを辞めたことで収入は減りました。

でも、それ以上に手に入れた「こころの余裕」は、数字では計れない大きな価値がありました。

朝の光の中で、温かい飲み物を片手に、自分の気分に合わせてパンを焼いたり、和食を用意したり。

何を食べようかと考えるのも、誰にも急かされずに「自分に向き合う」大切な時間です。

誰かの評価ではなく、自分の内側から「幸せ」がじんわりと湧き出てくる。

そんな感覚は、今までの忙しい毎日の中では味わうことができなかったものです。

「何もしない」時間の価値に気づく

子育て中は、とかく「ちゃんとしなきゃ」「頑張らなきゃ」と思いがちです。

でも、本当に必要なのは、「ちゃんと休むこと」「自分を労わること」かもしれません。

静かな朝の中で、ただコーヒーの香りを楽しみ、鳥の声に耳を傾け、ゆっくり息をする。

それだけで、1日のスタートが全く違うものになります。

頑張り続けてきたからこそ、ようやく見えてきたこの小さな幸せを、大切にしていきたいと思います。